悪性リンパ腫、抗がん剤治療1日目
2017.7.4.
深冬です。
入院2日目。
今日からお楽しみの抗がん剤治療です。
早く私を楽にしてね。
ところで悪性リンパ腫ってどんな病気なのか、説明が不足していました。
医師ではないので、私が理解している範囲内になります。
あらかじめご承知おき下さい。
悪性リンパ腫は、まず「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」の二つに分けられ、日本人の90%が「非ホジキンリンパ腫」だそうです。
これをさらに病理組織で分類すると病型は60以上もあるそうです。
ホジキンリンパ腫の方には申し訳ないのですが、私は非ホジキンリンパ腫なので、そちら側の説明しか受けていないため、ここから先は非ホジキンリンパ腫の話になります。
臨床経過から大きく3つのタイプに分けられます。
年単位でゆっくり進む「低悪性度」
月単位で速く進む「中悪性度」
週単位で進みすぐに治療が必要な「高悪性度」
です。
この分類とは別に、病期分類があります。
いわゆるステージといわれるものです。
これが高いほど悪いように思えますが、悪性リンパ腫では、そうではないそうです。
Ⅰ期は、病変がひとつだけ
Ⅱ期は、病変がふたつ以上で、横隔膜の上下どちらかのみにある時
Ⅲ期は、横隔膜の上下両方に病変がある
Ⅳ期は、広い範囲のリンパ節以外にも病変がある
です。
「他のガンならステージⅢ、Ⅳは難しいけど、血液のガンは、抗がん剤が効くから、深刻じゃないです」
と医師から言われました。
私は、「低悪性度」で「ステージⅣ」のマージナルゾーンリンパ腫です。
これが分かるに到るのに、まず医師に疑惑をもってもらわないといけません。
私は、血液検査で、IgAなるものの数値が高く、「MGAS」という状態で、そのうち「多発性骨髄腫」になると聞かされてました。
「早くて半年後、長くて10年くらい先の発病」というなんとも待ち時間の長い話です。
でも、MGASには、自覚症状はないのです。
他にも手足に力がはいらなくなったとか、悪性リンパ腫にはない自覚症状があったので、リンパを調べてみようとなるまで、少々迷走した感があります。
何にしても、少しずつ大きくなるリンパ浮腫?を検査しようというこ
とになりました。
これが6月初め。
その生体検査の後は早かった。
悪性リンパ腫とわかり、MRIでステージⅢ以上が決定。
抗がん剤治療をするのも確定です。
MRIで背骨が黒っぽく写ってたので、次はPET/CT検査。
最初の抗がん剤治療は、入院して様子を見ながらするそうなので、慌てて入院準備!
入院してから、医師からまだ聞いていなかった検査結果を聞きました。
骨髄穿刺での検査結果で、骨髄にガンありもわかって、ステージⅣに。
PETで骨がオレンジに光っていて、思ってた以上に重症でびっくり。
これがリンパ生体検査から昨日までの約一ヶ月の出来事です。
普通なら、再発は五年なければ一安心ですが、残念なことに低悪性なので、5年では安心できないそうです。
この件は、心配しても仕方がないので、経過観察を受けつつ放置です。
とりあえずは目先の利益。
出来るだけたくさんのしんどさを、抗がん剤で弾き飛ばして欲しい‼
本日、第一回目の治療がありました。
医師から聞いていた通り、今のところ治療からくるしんどさはありません。
でも、2日目からくるとも言われているので、明日がんばって乗り切りたいです。