空のいろ

本、映画、TVドラマの感想を書いてます。悪性リンパ腫になってしまいました

リハビリ始めました

42018.4.28.
深冬です。

抗がん剤治療が終わって、硬直してた体が少しずつ動くようになり、きっと春にはほぼ寝たきり状態から脱出しているはず、と思っていたのは去年の暮れのこと。

駄目です。全然駄目!
4月に入っても体は重いまま、動く度に痛いし、動かなくても痛い······

線維筋痛症が重症化したようです。

悪性リンパ腫の治療での後遺症とは考えられないと血液腫瘍内科の先生に言われましたから。
「リハビリが必要ですね。」
とは言うながら、どこへ行けば良いのか教えてません。
お医者さんが口だけで行動しないなら、そのうち動くようになるだろうと思っていた私はおバカでした。
血液腫瘍内科の先生に、線維筋痛症はわからない······。

どうしよう、このままじゃ無一文にまっしぐらやん。
働かなきゃ食べていけないのに······。
と、かなりブルーな気持ちになっていた4月の初め。
母が肩を痛めて近所の整形外科へ行くことになったのです。

そこは最近出来たクリニックで、リハビリテーション科もありました。
それに気づいてはいたのですが、かつて個人クリニックで「線維筋痛症は大きい病院へ行って下さい」と言われたことがあったので、行って無駄かなと思っていたいたのです。

なので軽い気持ちで、母に線維筋痛症でもみてもらえるかを聞いて来て、と頼んだのですが。

愛情溢れる我が母は娘のため理学療法士さんに、抗がん剤治療がいかに大変だったか現在どれだけ動けない状況かを熱く語ったらしく、その場で先生や看護師さんたちが集まって話し合うという大事になった模様······。

「早いうちに一度受診に来て下さいって。午前診療の終わり頃が落ち着いて診ることが出来るからいいらしいよ」
という母の説明にびっくり。

もちろん翌日行きました。
名前を言っただけで、受付にいた人達みんなすぐわかってくれました。
というかクリニックの人全員が事情を知っていそうで、私、ほとんど説明不要な感じ。

血液検査の結果とか、どんな抗がん剤使ってたとか、紙ベースのデータ持って行ってて良かった。必要なのは事実のみって感じでした。

私と母では、今回のがん治療で当然立ち位置が違うので、捉え方も違います。
結構苦しんだので、母は私が死ぬんじゃないかと思ったようです。
私は逆にステージ4でも死なないって、ただしんどいだけやんと思っていただけ。
思っていたことにギャップがある上、元々感性がちょっと違うんですよね、親子でも。当たり前だけど近しい存在でも人生は別ですからだんだんと離れていくものですが、うちはちょっと離れすぎかも。

でも今回は、母の見立ての方が正しかったと思います。

自分の事って、他の人の目からみた方が確かなだったりしますから。

理学療法士さんには「訪問リハビリ」にしましょうと言われました。
「すごくしんどそうですよ」
言われて待合室をみわたすと、私よりはるかにご高齢と思われる人達の方がちゃんとしている、というか元気そう······。

おのれの重症具合を再確認いたし、週に二回の訪問リハビリを始めることになりました。


始まったリハビリ、さすがプロフェッショナル。
毎回少しずつですが、確実に動きやすくなってます。

自己流ストレッチは、今の私には負荷が大きすぎだったそうです。良くならないわけです。

最初は、毎日の自主トレはそんな小さなことでいいのって思っていましたが、
「だんだん負荷をかけていきますから」
とにっこり笑顔を見せられて、ちょっとビクビクしております。

クリニックの先生には、今年中くらいには日常生活に不自由ないくらいになりましょうと言われましたが、私の目標はフルタイムで働く事です。

来年の今頃には、せめてパートタイムででも働きたい!

リハビリは、じわじわと効果が出てます。ありがとう先生。

紹介状が必要と言われて、電話で頼んですぐに出してくれたがんの主治医先生もありがとう。

先ずは、ほぼ寝たきりからの脱出を目指す!
先は全然見えないけどね!