空のいろ

本、映画、TVドラマの感想を書いてます。悪性リンパ腫になってしまいました

読書感想文! 小中学生におせっかい。「シェイクスピア物語」

2017.7.15. (2017.7.24改稿)
深冬です。

夏休みですね。
自由研究、図画工作に感想文。宿題がなければ最高だけど···

私も子どもの頃は、文章を書くのは大の苦手。
宿題は、どれもこれも苦労しました。


小学生で、本も文章も苦手なら、当たり前と言われそうですが、短編がおすすめです。

定番のO·ヘンリーや芥川龍之介


小川未明の童話では、「殿様の茶碗」とかが、感想文を書きやすそうに思います。

童話なら、アンデルセンもありでしょう。
「えんどうまめの上のおひめさま」が私のお気に入り。
信じられないって気持ちを素直に文章に出来るのではないでしょうか。


高学年の本苦手さんへのおすすめは、「シェイクスピア物語」です。

これは、シェイクスピアの自伝ではなく、彼が書いた戯曲を小説化した短
編集です。

偕成社文庫と岩波少年文庫からでています。
この二つ、何が違うかというと、岩波少年文庫の方は、原著すべてではなく、収録作品を絞ってあるのです。


私が子どもだったときは、岩波少年文庫の方を読みました。
おかげで、シェイクスピアに対しての全くの無知から救われました。


とりあえず有名どころのお話を知ることが出来れば、と思うなら、岩波少年文庫を。


シェイクスピア劇をたくさ知りたい! と思うなら、偕成社文庫を。



私は大人よと思う中学生には抄訳ではない方をお薦めします
「なんかこの話とあの話ってネタがかぶってない?」なんていう感想もありかも。(いや感想文は、自己責任でね。(笑))

シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)

シェイクスピア物語 上 (岩波文庫)

シェイクスピア物語 下 (岩波文庫 赤 223-3)

シェイクスピア物語 下 (岩波文庫 赤 223-3)



欧米のドラマや映画には当たり前みたいにシェイクスピアは引用されてます。
知らないと損。楽しみを逃します。


感想文は、まずは思ったことを書けばOK
おもしろくなかったなら、その理由を書けばいいのです。

がんばれ、小中学生!!



そして大人の方々、戯曲にトライしてみて。苦行になるかもしれませんが···

ステキと思うか、突っ込みたくなるか···

ちなみに私は「十二夜」が好き。
シェイクスピアのお気に入りの一本があるって、なんか大人な気がしませんか?
気のせいか(笑)