「闘病」なのかな?

2017.5.15.
深冬です。
昨日、掛かり付け医へ行って、風邪薬をもらいました。
対処遅いよ～という声が聞こえてきそう(笑)

悪性リンパ腫のことも、報告しました。
お医者さんに
「早く風邪を治して、闘わないとね」
と言われ、
「はい」と答えたのですが、正直なところ、「がんと闘う!」って感覚は全くないです。

元々体が丈夫ではないので、それこそ風邪をひいたら治るのに他の人より時間がかかったし、若い頃から偏頭痛持ちです。
線維筋痛症では起き上がれないほどの痛みに晒されていました。これとも闘ってるという気持ちは、実はありませんでした。
嵐が去るのを待つ感覚が近いかな？

「闘う」という言葉で励ましてくれる人たちに、心から感謝しています。
その言葉に「いえ、私、闘ってません」なんて言うと、様々な誤解を呼びそうなので、「頑張ります」と言って笑顔を見せます。
もちろん、頑張る気持ちに嘘はありません。

でも、ここでは正直に言っちゃいます。
私の中では、ちょっとやっかいな新入りが来たって感じなのです。
命に関わる病気だし、治療も簡単じゃない。
痛みや苦しみにもはるかに大きいし、耐えるのは大変です。
日常生活も今では親に頼りきりです。

でも、少なくとも今は、私の中にあるものの行方を見守っている感じなのです。

私に新しく何をくれるつもり?
更なる強さと度胸?(笑)
久しぶりのメソメソした気持ちはもう受け入れて、すぐに立ち直れる。
苛立ちや、もどかしさには、まだ慣れが必要そう。
もちもん感謝は毎日たくさん感じてる。
そして治療でどうなるかという好奇心。

どうも「闘病」という言葉が、しっくりこないなぁと思う私なのです。