5月の「100分de名著」は、「三国志」。小説のノンフィクション部分は三割だけ!
2017.05.02.
深冬です。
NHK-Eテレの「100分de名著」。今月の「三国志」第一回目を見ました。
先月の「人生論ノート」は見るのに集中力を必要としましたが、今回はとても分かりやすいです。
私事ですが。
小説の「三国志」は家にあったんです。父の趣味で。吉川英治著の本でした。
十代の頃、読むのにトライしたことがあります。
でも、劉備が母親へのお土産にお茶を買って来たけど、そのことをお母さんに怒られてしまったという、最初の数ページで挫折したという残念な過去となりました・・。
その後、NHKの人形劇を、毎回ではありませんでしたが見てました。これも遥か昔の事で、印象的なエピソードのいくつかしか覚えていません。
小説だから、「桃園の誓い」はフィクションだよねというくらいは思ってました。
映画「レッドクリフ」、見ました。劉備は存在感薄かったですよね。
文化大革命の時、関羽を信仰していた人たちが、その像を壊されないように隠したと、何かのTV番組で見たことがあります。命がけだったはずです。
そんな乏しい知識で見た「三国志」第一回目。
正史の方を取り上げられてました。当たり前か・・・
でも小説のフィクション部分が、約3割というのには驚きました。
たった3割? もっと多いと思っていました。どの辺がフィクションなのか、余計に気になる!
解説は、正史を書いた陳寿という人の説明から始まりました。
元々は蜀の役人で、後に晋の役人になった人。
この晋は、元は魏だそうで、蜀出身の陳寿が、魏のための「正史」を書くにあたって、「三国志」としたのは、かなりの思い入れがあったようです。
その正史「三国志」
今回登場したのは、主に四名。
184年に黄巾の乱を起こした長角。この人宗教指導者だったのですね。
次に、暴君として知られる董卓。
190年頃、反董卓混合軍として立つ袁紹、袁術兄弟。
袁紹は、尊敬される優秀な人だけど、いい人にありがちな優柔不断なところが弱点。
袁術は、自分が正室の子なのに、皆に信頼されてる側室の子である兄を妬むので、兄弟不和を起こします。
みんな、キャラが強いので、権力闘争の図式が分かりやすい。