空のいろ

本、映画、TVドラマの感想を書いてます。悪性リンパ腫になってしまいました

今頃?、と言われそうですが、「鈴宮涼宮ハルヒの憂鬱 」(アニメバージョン)にはまりそうです。

2017.04.09
進撃の巨人」には全面降伏をした深冬でございます。
でも、何故今頃といわれそうですが、NHK BS3深夜の「鈴宮涼宮ハルヒの憂鬱 」には、はまりそうです。

2006年放映と言う事ですから、20世紀でアニメから足を洗った私には、なんとなく知ってるという感じしかありません。

ざっくりといたストーリーは知っていましたが、おそらく劇場版をどこかで見たのだと思います。


気に入ってしまった理由、それは、キョンの視点からの的確なツッコミのせいです。
妙に達観して、諦観もしている高校生キョン。いそうでいないキャラクターですよね。
女の子に目の色変えない所も、男子としてはどうかね、と思うけど、女子的に「無害」のカテゴリーに入ってしまうだろうキョン

実は、彼の最初のモノローグに、がっちり掴まれてしまいました。

サンタクロースの話です。

彼は、サンタを信じていませんでした。一年の内、一日しか働かないおっさんがいる訳ない、と言う理由で。

私もサンタクロースを最初から信じていませんでした。
ただ、キョンとは意見が違います。
世界中の子どもたちに、一夜のうちにプレゼントを配るなんで、絶対無理でしょう。
という論理的思考(?)からです
結構いるのではないでしょうか。親のために、サンタさんがいるフリをしていた幼児たちは・・・。

けれど子どもの頃、弟がサンタクロースを信じていると知って、心の底から驚きました。
彼が4才。私が7才の時です。
私が4才の時には、サンタなんていないと知っていました。
でも、弟は、そう言うと本気で怒ったのです。
「サンタさんはいる!!」
この子、頭大丈夫かと思ったものですが、よく周りを見てみると、世の中には、サンタクロースを信じる子どもがかなりいて、吃驚したものです。

弟は、今では、ちゃんと理数系くんとして、真っ当に生きているので、サンタ問題は特に後遺症は残さないようです。


ただ、「貧乏」は、クリスマスにちょっとした、憧れを覚えます。
同じような生活水準だった社員さんから、クリスマスのお菓子の入ったブーツを買った話を聞いた時は、ものすごく共感出来ました。倹約のため、そういう「贅沢品」を子どもの頃には買って貰えなかったのです。
社会人になった私は、クリスマス仕様のチョコ缶を買って、とっても満足したのを覚えています。


つまり冒頭の、サンタ不在話は、私の心をつかむのには充分な話題だったのです。


その後、キョンのモノローグとリアクションや、その他の登場人物の奇妙な行動ぶりに、「すっごく面白そう」と思ってしまいました。


「鈴宮涼宮ハルヒの憂鬱 」ブームから、10年以上の遅れを取っておりますが、MHK BS夜11:45は、毎週楽しむつもりです。