絵本「せんろはつづく」に大人の私は己の小ささを知る。プレゼントにお勧め。
2017.04.01.
深冬です。
読書好きでしたが、文学少女ではありませんでした。
今も、つい純文学ではなく、エンターテイメント性の高い本を手に取ってしまします。
最初に聞いて頂く本のことも、実は絵本。
4才以下の子供へのプレゼントとして、本屋さんで物色していて、見つけたものです。
とにかく絵が可愛い。
「せんろはつづく」竹下文子氏著、鈴木まもる氏絵。金の星社。価格(本体1,200円+税)
甥っこにも友人の子どもにもプレゼントしました。
子どもたちが、色違いの同じつなぎを着て、線路を敷いてきます。
その様子が、もう本当に可愛くって、可愛くって。わくわくしながら、ページを繰っていたのです。
が。
山が出てきてトンネルを掘る当たりで、あれって思いました。
児童労働とは言いません。自分たちでどうしようか考えて、実行するって、大切なことです。
けど、川を超える鉄橋をつくる。道に遮断機を作る。大きな池を迂回する。
なんか、すごく大がかりでない?
初めて読んだ時、胸がギュッと掴まれた気がしました。
私だったら、こんな展開は出来ない。
大人にどうしようってアドバイスを求める。
正直に言うと、この本を読んだ時、思い浮かべたのは、電車の橋脚。
人ってなんて大きなものをつくっているんだろう、と改めて思ってしましました。
絵本だから、フィクションだとわかっているけど、自分の小ささを思い知らされた気がしました。
だって、あれだけのものを作るのって、物凄い知識と労働力と費用が必要でしょう。
でも、子ども向けの絵本だから、そんなところは、ひょいっと超えてしまいます。
線路を引いて、実際に見たことだってあるトンネルや、遮断機なんかを作る疑似体験は、子供にとってはとてもわくわくすることでしょう。
だから私は、子どもたちへのプレゼントの定番にしています。
大きな事を、コツコツ出来るようになってねという思いを込めて。
この本は、シリーズ化もされているようです。
お子様へのプレゼントにお勧めします。
プレゼントするばかりで、今は、手元にないのですが、そのうち買おうと思ってもいます。
- 作者: 竹下文子,鈴木まもる
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 2003/10
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 8回
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