「そして誰もいなくなった」短いけれど感想を
2017.03.27.
深冬です。
二夜連続ドラマ「そして誰もいなくなった」を見ました。
最初から10人亡くなっているというナレーションから始まったので、「戯曲」の男女二人が生き残る方ではないとわかりました。
10人がどんなふうに亡くなっていくかは、今年初めに見たNHK BS3のイギリスドラマ版の記憶が新しいので、それに比べると、パニックは起こらず、淡々とストーリーが進んでいるなぁと思って見ていました。
今まで見たどのドラマや映画より、捜査シーンが多くて、10人が殺されていくことより、そちらの方が気になりました。
原作を読んでいないせいでしょうか。
警察による解明編、「相国寺警部」と「多々良警部補」のやりとりには面白みがありましたが、物語を慎重に語っているという印象は変わりません。
最後の「殺人に芸術はない」という相国寺警部のひと言。
すべてそのための演出のだったかな、というのが私のささやか過ぎる感想です。
渡瀬恒彦さんのご冥福をお祈りいたします。